09
想い出を飲み込んだ波は、手の届かない深みへ消えて。
幾つもの思惑と嘘が乱れる海原に惑いながら。
人は何処へ還るのだろう。
真実を封じた優しさから、何処へ行こう。
全てはまだ。
訪れてはいない新たな出会いの先。
運命とも呼べる出会いの向こう。
箱船が描く幻想と虚栄の果て。
波を分けて進む先に秘められた、静かな夜へ。
いつか静かに語らう夜を夢見て。
未だ眠る、打ち寄せる想いの波。
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海底で眠る夢
後書き
Reservoir Amulet