08
※ ※ ※
手元に届いた、大判の封筒。
中を確かめて、息をつく。
もう何度も確かめた内容は、やはり変わらない。
転入を許可する、学院からの書類。
いよいよ、動く時が来たのだ。
だから、あの閉ざされた場所へ自ら舞い戻ろう。
封筒を手にしたハンドバッグの中に仕舞い込み、大きめのボストンバッグを肩に掛けて歩き出す。
人が行き交う空港を進み、搭乗手続きを済ませる。
もう後には退けない。
退くつもりも無い。
自分が乗り込む飛行機を見上げ、小さく呟く。
「会いに行きますね、貴方に」
吸い込まれそうな青い海を越えて。
逆巻く海原に、想いを弔って。
還るのは、造られた箱船。
本当の海と空に別れを告げて。
会いに行こう、貴方に。
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Reservoir Amulet