機械.02


足を踏み入れた場所は、冷たい空気に満ちていた。

金属製のパイプが剥き出しの、無機質な部屋。

絶えず響く重い機械音。

霞がかる視界は、シードジェスエネルギーによるものだろうか。

機械の裏側に取り付けれている、小さなシャッターに近付く。

ロックを解除し、開いたシャッターをくぐる。

そして、そこで見た光景に息を飲んだ。

ある程度予想していたとはいえ、それは想像を絶する光景だった。

見ていられずに目を逸らしたマイヤの肩を抱いて、低く呟く。

「ふざけてるよな、本当に」

こんな事が許されていたのか。

許してしまっていたのか。

自分が腹立たしい。

ふざけている、本当に。








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Reservoir Amulet