機械.10
「話は走りながらにしよう。早くしないと此処も保たない」
司に促され、皆は走り出した。
「その様子だと、司から話は聞いたみたいだな」
「はい。何もかも聞かせてもらいました」
「一人で戦って、何もかも背負うつもりだったってね。カッコつけてくれるよ、全く」
「本当に君は馬鹿ですよ。下手な演技で僕達を騙せると思っていたんですか。見くびってもらっては困ります」
「ああ。……悪かった」
三人の会話を聞きながら、マイヤはそっと微笑む。
暖かな気持ちで満ちて来る。
やっぱり貴方は一人じゃない。
司が確認するように尋ねる。
「しかし、私の話を聞く前からシズマとマイヤさんの為に動いていたのだろう?」
「そうですね。スピーカーからシズマの声が聞こえたので」
「やっぱり本気で俺達を裏切った訳じゃなかったって、何となく分かってね。だからもしもの時の為に脱出ルートを確保して、後はモニタールームでずっと見てたってわけ」
その言葉に、マイヤが不意に声を上げる。
「ええ!?見てた!?見てたんですか、あれを!」
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Reservoir Amulet