機械.17


広い海原に漂う潜水艦の元へ救助船がやって来たのは、夕焼けが海を染める頃だった。

想いを弔い、探して惑った海原は、その間ずっと穏やかで。

幾つもの嘆きを飲み込んで来たのが嘘のように、優しい波音が辺りを包み込んでいた。

このさざなみの向こうに、明日はどんな夢を見るのだろうか。

叶うなら、どうか限り無く優しく静かな夢を。









- 225 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む

表紙へ

ページ:



Reservoir Amulet