目覚め.19


「今まで積み重なって来た想いが、きっと貴女と静嵐を支えてくれます」

重なり合う魂に語られる、この先に起こる出来事。

孤独を選んだ、今までの自分。

全ては、ささやかにささやかに積み重ねられた愛しい想い出を守りたくて。

「お前の願いは、何だ」

失われたものへと動き出す兆し。

「いつまでも心を縛り、不幸を生む事さえある。それでも、それを悔やまない程に熱く静かに燃える」

長く険しい道程の中で、人知れず呟いた言葉。

「祝いたかったんだろう?」

一緒に過ごした、煌めきが溢れる日。

「辛い事も確かにあったけれど、それだけじゃなかった。私はそう思います」

涙も痛みも知ったけれど、同時に微笑みも歓びも確かに知った。

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