寄り添う翼.02


君を、君だけをずっと捜してる。

夢の中でも、目覚めた後も。

体を起こして、無意識の内に部屋の中を見回す。

そんなに広くもないのに、やけにがらんとして見える室内には誰もいない。

空虚な胸を抱いて、出掛ける支度を済ませて外に出る。

見上げる高い空に、あの澄んだ瞳を思い出す。

頬を撫でる風の中に、柔らかで優しい声を求める。

自然とゆっくりになる足取りは、ひたむきに後ろを追って来た存在を想うから。

隣を歩いて話した時間を思い出すから。

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