寄り添う翼.32


「守りたいな、ずっと」

「はい」

命ある限り、ずっと。

守って行きたい、この美しい世界を。

語り継いで行きたい、この美しい自然を。

少しでも長く、空を飛ぶ鳥や木々の緑を、そして流れる水を保てるように。

叶うなら、壊れてしまう事など無いように。

一人一人の力は小さくても、集まれば大きな力となると信じて。

「そうして生きて行こう、一緒に。お前をずっと、ずっと時の向こうから愛しているから」

「はい、静嵐」

叫び続ける事実に、拓かれた未来に、かけがえの無い世界に、願いの口付けを。

此処に生きているから。

生きて行くから。





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