護り人.06


「……あの?」

よく理解出来ない霄瓊がおずおずと口を開くと、静嵐が急にその腕を掴んだ。

「行くぞ」

短く告げて、さっさと外に向かって歩き出す。

「わわっ。あ、あの、行って来ます!」

「行ってらっしゃーい」

立ち去る二人に手を振ってから、湧碕はやれやれと息をついた。

「全く、いつも慌ただしい二人だよなあ。今日は一緒に行こうかと思ったけど、邪魔はしない方が良いか」

何処からか不意に現れて、少ししたらまた何処かへ帰って行く。

詮索する気は無いけれど、彼等の本来の居場所では生きて行くのに狩りなどいらないのだろうとは何となく分かる。

その証拠に、これまで静嵐と共にいた女は皆嫌そうだった。

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