護り人.14


こんな平和な話を聞いている場合ではないと思い直し、来た道を戻り出す。

霄瓊が急いで後に続き、歩きながら尋ねた。

「静嵐、此処に何か用があったんじゃないんですか?」

「用は済んだ。途中で二、三匹仕留めながら帰る」

「あ、はい!」

揺らがない心は、今もその動きを何も伝えては来ない。

此処までこの未来の地で活動出来るのも、全ては霄瓊の心が強いから。

刻印により繋がっていながら静嵐に弱さを感じさせないのは、見事だと言えるだろう。

では、その強さの理由を壊したならどうなるのか。

誰にも見せない心の奥で、守り続けている秘密。

それを掴んでしまえば、微笑みは壊れるだろうか。

自分を呼んだ理由と共に、黒い願いを明らかにするだろうか。

彼女の秘密の場所を探ったなら、そこには何があるのだろう。

果てしない暗黒か、それとも。





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