護り人.19
地下へと続く階段を下りる。
微かに感じる力は、確かにこの先から伸びている。
今まで気付けなかったのは、それがあまりに弱々しくて此処に住む人々の気配に掻き消されてしまっていたからだ。
それに霄瓊と契約した後、此処にいる時は常に共にいた。
もしも意図的なら、上手く誤魔化されたものだ。
あの娘の態度を見る限り、此処にある何かを隠しているようには思えないけれど。
静かに満ちる水を前に立ち止まり、しばらく水面を見詰める。
やはり、この中から感じる。
か細くて弱々しいけれど、同時に強さも持つ力を。
静嵐は上着を脱ぎ捨てると、迷い無く水の中に飛び込んだ。
深い水中を下へと進み、やがてそれを見た。
- 80 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
表紙へ
ページ:
Reservoir Amulet