01
シキは自分の指にはめた指輪を見詰めた。
始めから恋が実るなんて思っていない。
ただ、ただ、あの娘に直接会って伝えたい事が……。
その時シキが立っているすぐ側の家のドアが開いた。
そこから出て来たのは一人の制服姿の少女だった。
少女はシキには気付かずそのまま向こうへ歩いて行く。
(そうか、もう高校生になったんだよね。あの頃はまだ小学生だったのに)
シキは少女の後ろ姿を見ながら微笑んで呟いた。
「大きくなったね、世莉【せり】ちゃん……」
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Reservoir Amulet