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それからはっとして慌てて少女の後を追って声を掛ける。

「あ、あのう、おはようございます!」

「きゃっ!?」

世莉は驚いたように振り返った。

「び、びっくりしました……」

「あ、ごめんね。驚かせちゃって」

「いえ、あの、どうかされたんですか?」

訊かれたシキはずっと考えていた口実をそのまま口にした。

「実はボク、散歩してたら迷っちゃって……。途中まで一緒に行ってもいいですか?」

「それは全然構いませんけど、遅刻しちゃいませんか?学校違いますよね?」

世莉が改めてシキを見ながら心配そうに尋ねる。

(はっ、そうだ、制服!)

シキは慌てて自分の服装を見た。

今までシキがいたゲームは学園アクションRPGで、まだその制服のままだったのである。

「あ、もしかして転入生ですか?」

「う、うん、そうなんだ。制服がちょっと間に合わなくて」

急いで話を合わせると、世莉は柔らかく微笑んだ。

「そうなんですか。じゃあ、一緒に行きましょう。分からない事があったら何でも訊いて下さいね」

並んで歩き出しながら、シキはそっと隣の少女を見た。

(優しいのは今も変わらないんだね)





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Reservoir Amulet