02
それからはっとして慌てて少女の後を追って声を掛ける。
「あ、あのう、おはようございます!」
「きゃっ!?」
世莉は驚いたように振り返った。
「び、びっくりしました……」
「あ、ごめんね。驚かせちゃって」
「いえ、あの、どうかされたんですか?」
訊かれたシキはずっと考えていた口実をそのまま口にした。
「実はボク、散歩してたら迷っちゃって……。途中まで一緒に行ってもいいですか?」
「それは全然構いませんけど、遅刻しちゃいませんか?学校違いますよね?」
世莉が改めてシキを見ながら心配そうに尋ねる。
(はっ、そうだ、制服!)
シキは慌てて自分の服装を見た。
今までシキがいたゲームは学園アクションRPGで、まだその制服のままだったのである。
「あ、もしかして転入生ですか?」
「う、うん、そうなんだ。制服がちょっと間に合わなくて」
急いで話を合わせると、世莉は柔らかく微笑んだ。
「そうなんですか。じゃあ、一緒に行きましょう。分からない事があったら何でも訊いて下さいね」
並んで歩き出しながら、シキはそっと隣の少女を見た。
(優しいのは今も変わらないんだね)
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Reservoir Amulet