10


この歌を届けたい。

どんなに時が巡っても、消えない傷が痛む時も。

もしもいつか別れが訪れたとしても、想いはきっと残るだろう。

伝えられないままになってしまっても、その想いが強ければ遠い空も時間さえも越えて届くだろう。

想いは強いから。

知らずに誰かの心を動かし、巡り巡って貴方の元へ辿り着くかもしれない。

そんな夢物語を、奇跡を信じられたなら人は多分前へ進む事を恐れずにいられる。

どんな痛みも哀しみも涙も後悔も。

受け止めて先へ行けたら新しい始まりが来る。

沢山泣いた後の夜明けの眩しさを信じて。

全てを抱き締めて、また明日を始めよう。

いつも貴方を想っているから。

儚いけれど消えない強さで。

想いを歌に変えるから。





- 36 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet