gamestart.15


そんな浅いものでは無く、もっと深く根ざしたものだ。

彼女は、何かとても重いものを背負って戦おうとしている。

それは王女として国を守りたいという思いなのか、それともそれだけでは無いのか。

分からないけれど、それがどれ程重いのかは感じ取れる。

あの細い肩に背負うのは、とても考えの及ばないような何か。

華憐の様子を見守りながら、蒼は軽い調子で言った。

「見た感じ、相手は雑魚だからな。気楽に、自分の力試しのつもりでやってみろよ」

「うん。蒼も気を付けてね」

「ああ。ま、見てろよ。格好良いところを見せてやるから。惚れないようにな」

不敵な笑みで言われて、華憐も思わず微笑んだ。

「楽しみにしてるよ」

「当然」

満足そうな表情で蒼が答えた時、信武と阿紋も追い付いて共に並んだ。

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