solitaryfight.04
目を向けた先のモニターには、長い鎖を鞭のように振るって戦う一人の少女が映っている。
「守られてはいますが、彼女はそれが無くても充分強いですね」
「ああ。最初はあんな子供が出るなんて、どうなる事かと思ったけどよ」
「他の三人程ではないとしても、護身術位は身に付けているようだ」
軽やかに攻撃を交わす姿を見ながら、笑顔を崩さずに言う。
「このゲームが遊びでないと分かっているなら、どうして出ようと思ったんでしょうね」
「賞金目当てだろ?命懸けのゲームだからこそ、莫大な金が貰えるんだ」
「だが、それだけだろうか。彼女達を見ていると、どうも違う気がする」
「ああ、まあ確かにな。紫陽、ゲームの主催者としてどう思う?」
紫陽と呼ばれた男は笑みを消し、すっと冷たい瞳をした。
- 112 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet