solitaryfight.04


目を向けた先のモニターには、長い鎖を鞭のように振るって戦う一人の少女が映っている。

「守られてはいますが、彼女はそれが無くても充分強いですね」

「ああ。最初はあんな子供が出るなんて、どうなる事かと思ったけどよ」

「他の三人程ではないとしても、護身術位は身に付けているようだ」

軽やかに攻撃を交わす姿を見ながら、笑顔を崩さずに言う。

「このゲームが遊びでないと分かっているなら、どうして出ようと思ったんでしょうね」

「賞金目当てだろ?命懸けのゲームだからこそ、莫大な金が貰えるんだ」

「だが、それだけだろうか。彼女達を見ていると、どうも違う気がする」

「ああ、まあ確かにな。紫陽、ゲームの主催者としてどう思う?」

紫陽と呼ばれた男は笑みを消し、すっと冷たい瞳をした。

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