solitaryfight.05
「面白いですね。僕はゲームの主催者であり、この国の権力者ですが」
モニターの中の少女から目を離さずに言う。
「僕は力ずくで権力者の座をもぎ取った。故に恨まれたり、憎まれるのも承知しています」
そんな負の感情を待っていたのに。
実際にあの瞳にあるのはそうではない。
こんなゲームを行えば、生きているなら必ず現れるだろうと思ったけれど。
人を駒のように扱う事を許す筈の無い彼女ならば。
そう思って待っていたのに。
あの瞳には恨みも憎しみも無い。
- 113 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet