solitaryfight.11
「もういい。お前ら、覚えてろよ」
蒼は憤然としながらソファに戻ってグラスに口を付けた。
他の二人も座って酒を飲みながら、蒼の方を興味深そうに眺める。
「……何だよ」
その視線があまりにあからさまだった為、しばらくして嫌々ながら蒼が口を開く。
「別に何でもないよ」
信武は意味ありげににこにこしながらそう言った。
「見てただろう」
「見ていただけだ。お前が誰かに振り回されているところなど、滅多に見れるものではないからな」
「そうそう。どうせ華憐に夜遊びは程々に、とか言われたんだろ?」
図星だったので、蒼はぐっと詰まった。
「あんな状態の華憐に心配されたら、そりゃ逆らえないよねぇ」
「これを機に、その不真面目で不健康な生活習慣を少しは整えたらどうだ」
「余計なお世話だ」
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Reservoir Amulet