lovelabyrinth.03
「ああ、分かった分かった!」
蒼が声を出して、まだ続きそうな華憐のお説教を遮った。
それから体を起こして髪をかき上げる。
「俺は、あんたが責任感が強過ぎると思うんだよなあ」
「お前が不真面目なだけだろう」
それまで向かいのソファで本を読んでいて、我関せずの姿勢を貫いていた阿紋が口を挟む。
「はいはい、俺が悪かったよ」
蒼はそう言いながら、テーブルの上の手紙を取り上げ封を開けた。
華憐も隣に腰を下ろして、無言で手紙を読む横顔を見詰める。
蒼の表情は、先程までとは違って真剣だった。
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Reservoir Amulet