24
全ては、ただ一途で純粋で焼け付く程熱い。
『私はずっと誰かを待っていたのかもしれない』
知りたくなかっただけで、華憐はもうとっくに。
(だから、か……)
不意に、胸が引き裂かれるように痛んだ。
こんなのは、我ながら格好悪過ぎて洒落にならない。
今更自覚したところで元々報われる筈も無いのに。
それでも、叶わないと分かっていても狂おしい程に。
手が届かないと分かっていながら愚かしい位に。
心が求めてしまう、彼女を。
- 208 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet