03
ステージから降りた四人に、大碓が歩み寄る。
「疲れているところ悪いが、ゲームの主催者である紫陽が最終戦の出場を決めたチームと話があるそうだ。誰か代表者が一人、来てほしい」
「代表者……」
顔を見合わせた後、華憐が口を開く。
「私が行きます」
「お嬢さん一人で良いのか?」
「構いません。私が行くべきでしょうから」
華憐は振り向いて仲間に向かって言う。
「そう思うんだけど、良いかな?」
「ああ、行って来い」
安心させるように微笑んだ蒼に、華憐も微笑み返す。
「うん。先にご飯食べててね」
言い残して華憐が行ってしまうと、信武が探るように蒼を見た。
「本当は華憐に、行くなって言いたかったんじゃない?」
「お前らしくもないな」
「勝手な事言うなよ」
蒼は息を吐いてから、低い声で付け足す。
「……こうするしか、無いだろ」
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Reservoir Amulet