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いよいよ最終戦の日が来た。

蒼と華憐は並んで劇場のステージに立ったが、自然に二人の目が合った。

「蒼」

「ん?」

「あのね、今日の戦いで何が起こっても……自分を捨てようなんて思わないでね。そんな事をしたら、私怒るから」

見詰めて来る真っ直ぐな瞳は、強い言葉とは逆に不安そうに揺らいでいる。

会ったばかりの頃、同じような事を蒼が華憐に言った時にも見せた瞳。

不意に込み上げて来た懐かしさを堪えて、蒼は笑う。

「何言ってるんだ、当然だろう」

その言葉に、華憐は少ししてから頷く。

それから今回の対戦者の方を向いた。

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