desolatecity.06


嘘をついたままで、死の杯を飲み干そうと。

どんな罪も嘲りも、その身で引き受けて。

「だがあんたはこの世界から姿を消して、死んだも同然だった筈だ。それなのに何故……」

「王家を慕ってくれていた人々を抑え付けたんだと思う。武力で無理矢理に。つまり私が死んでも、何の解決にもならなかったって事なんだね」

「……死にたかったか?」

淡々と語る華憐に静かに尋ねると、少し経ってから否定の素振りが返って来た。

「ううん。死に逃げるなんて私には許されない。生きて私に出来る事を探すよ」

そう言った華憐の頭を、微笑んで撫でる。

「よし、よく言った。いい子だ」

「え?」

「まだ子供なんだから、簡単に死ぬのを選ぶなよ。そんな事をしたら、俺は何度だって止めるぞ。自分から命を捨てるなんて百年早いって言ってやる」

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