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もう貴方の側にいられないけど。

もう貴方の声や眼差しや優しさを、近くで感じる事は出来ないけれど。

それでも貴方は生きていてくれる。

血や、強大過ぎる魔力や、王家を守る役目や、そして私からも。

解き放たれて、自由になって生きていてくれる。

小さな頃、貴方とした約束をようやく果たせる。

思っていたよりずっと遠回りして、時間が掛かってしまったけれど。

貴方が忘れてしまっても、一時も頭から離れる事は無かった。

逆巻く熱情が、こんなに幼い心の中にもいつの間にか育っていて。

どうしたら悲しい未来を変えられるのか、そればかりを考えて。

時には自分自身に戻っていいと言ってくれた貴方を想う度、焦がれる想いは募って。

王女である自分を演じる事に疲れても、貴方との想い出がいつも慰めてくれた。

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