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けれど同時に、蒼に向ける瞳や表情が張り詰めた強さを見せる時のものとは全く違う事にも気付いた。
柔らかく暖かな瞳で愛しげにその後ろ姿を見詰めている時は、本当に年相応の女の子のようで。
それが騎士として正しい事なのかは分からないけれど。
でも願わずにはいられない。
彼女の幸せを。
叶うなら愛する人と、ずっと共にいられるような。
そんなささやかで、けれどとても優しくて暖かな。
あの微笑みに似合う、幸せを。
伏せていた目を上げ、祈るように天井を仰ぐ。
あの笑顔に、幸せを。
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Reservoir Amulet