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最初に彼女を見た時は、ただ可愛い女の子だと思っただけだった。

信武は他に誰もいないリビングで、深く息を吐いた。

『こんにちは』

そう言って頭を下げた仕草が、まだ何処か幼くて。

蒼が連れているには珍しいタイプだと考えたけれど。

後で王女だと知って驚いたものだ。

『この度の事で騎士団の皆様に多大なご迷惑をお掛けしました事を、重ねてお詫び致します』

王女として礼をした時には、先程までの幼さなんて全く感じられなくて。

この女の子が、どんな重いものを背負って立っているのかが分かって。

それから行動を共にするようになり、その強さを見て益々。

王女である前に一人の女の子として幸せになってほしいと語った蒼の言葉の意味を悟った。

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