desolatecity.23


「一緒に戦うんだから、ある程度信頼出来て腕も立たないとな。あいつらを誘ってみるか」

「あいつらって?」

首を傾げた華憐に笑い掛ける。

「俺の仲間。騎士団の奴等だから当然強いぜ。俺程じゃないけどな」

「でも、いいのかな。こんなゲームに巻き込んだりして」

「あいつらは自分の腕を試せる場があるなら逃しはしないさ。おまけに王女様を直接守れるなんて、騎士にとっては特権だ。断る理由は無いと思うぜ」

蒼は手を伸ばして華憐の頭を軽く叩いた。

「悩むのは会ってからでも遅くないだろう。此処からだと少し遠いが、来るだろう?一緒に、騎士団の本部に」

「……うん」

差し出した手に、小さく華奢な手がそっと重ねられた。

涙にさよならをして代わりに力を願った哀しい強さで、この娘は進んで行くのだろう。

譲れない道を、戦いの日々を。

だからせめて、その道行きに支えを。





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