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「……いいえ、とんでもない。ただ、面白いお話だと思いまして」
微笑を浮かべて答えると、店主の女性が改めてライオスを見て言う。
「でもあんた、いい男だねえ。あんたの口付けで目覚められるなら、お姫様も幸せだろうね」
「おいおい、亭主がいない間に浮気はいけないよ」
「浮気なんか、しやしないよ。家の人は、今も立派に戦ってるんだからね」
彼女が店を仕切っているのは、やはり主人が戦争に出ている為か。
ライオスは微かに溜息をついてから、話を戻した。
「もし宜しければ、先程のお話を詳しく教えて頂けませんか?」
「ああ、いいよ。あたしも子供の頃に親から聞いた、御伽噺みたいなものだけどね」
「夢があっていいじゃねえか。戦争の話なんて、もう聞き飽きたし。なあ、兄ちゃん?」
「ええ、そうですね」
隣の客に頷き返しながら、ライオスは密かに自嘲の笑みを浮かべる。
御伽噺に縋るとは。
自分は何処まで諦めが悪いのだろう
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Reservoir Amulet2