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此処まで読んで下さった方、有り難うございます。

これは童話、眠れる森の美女を私なりに創った物語です。

全く別物になりましたが……私的眠り姫、楽しんで頂けたら嬉しいです。

今回この作品を書く上で土台となったのは、姫は百年眠っていたという設定です。

百年経てば世代も変わるし世界情勢も変わる。

そこから、百年に及ぶ大戦争。

戦争を知らないのは眠っていた姫だけという部分が生まれました。

戦争というのは簡単に書けるようなテーマではありませんが、彼等の旅から少しでも一筋の光を感じてもらえたらと思います。

途中で出て来た歌は前作、『永獄暗終 弔愛歌』にて紡がれた弔いと愛の歌です。

直接登場はしませんが、かつてこの歌を紡いだ彼等の想いもまた、この世界に息衝いているのです。

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