02
様々な変化はありつつも、営みは続く。
より活発を増す影魂を鎮める為、被害を未然に防ぐ為に街へ出掛ける事も続いている。
その中で、氷月は今ではしっかりと確信を持っていた。
相対し、斬り結ぶごとに感じる。
背後にいるのは、かつて時の向こうで自分が行動を共にしていた盗賊団の頭領だ。
血も涙も無い、極悪非道な男。
目的の為には、手段を選ばない。
頭領に拾われ、その元で考えを叩き込まれた。
生きるとは、奪う事。
奪うとは、傷付ける事、殺す事。
何も信じるな。
己以外、味方などいないのだと。
朱月という名を付けたのも頭領だった。
- 132 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2