05
何体かの影魂を鎮静し、帰る途中の事だった。
歩いていた二人は、ほとんど同時に足を止めた。
凍り付くような寒気を感じる。
これまでよりも更に強く、はっきりと。
一瞬だけ顔を見合わせてから、迷わずに走り出す。
神無がコートのポケットから携帯電話を取り出すのを横目で見ながら、唇を噛む。
例えあの人と対面する事になっても、揺らぐ訳には行かない。
守らなければ、どうしても。
そんなに走る事も無く、凍り付く気配の源へ辿り着く。
報告を終えた神無が、瞳を鋭くしながら携帯を仕舞い込む。
氷月も勝手に速くなる鼓動を鎮めようとしつつ、転送されて来た太刀を掴んだ。
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Reservoir Amulet2