06
これは分身か分離か。
分からないけれど、頭領その人でない事は確かだ。
感じる気が、遥かに少ない。
しかしこれは、間違い無くあの人だ。
あの人そのものだ。
これまで他の影魂の後ろに隠れていた存在が、とうとう表に現れた。
『朱月か。よもやこのような地で見【まみ】える事になろうとは』
「……っ!」
耳ではなく、心に直接響いて来る声。
自分にとって忌まわしい名前を呼ばれ、思わず息を飲む。
こうも明確に意志を伝えられるのは、力が強いからか。
『我の放った手を潰していたのはお前か。身の程知らずな事を。愚かにも逃げ出したお前ならば分かるだろう。我には敵うまい、と』
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Reservoir Amulet2