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神は、いるのだろうか。

無情な冬空に消えて行った叫びを、聞いてくれたのだろうか。

すぐ側で微笑む神無が、自分の知る神無なのかは分からない。

何が起きたのかもよく分からない。

それでも叫びが届いたから、こうして出会わせてくれたのだろうか。

また此処から始められるように。

自分の犯した罪は消えなくとも。

失った痛みは癒えなくとも。

それでも、生まれて来なければ良かったと。

どうして生まれて来たのかと。

自分が生きている意味を問い質す時に出会う君を。

今度こそ傷付けずに守りたいと。

願う事を、許してくれているのだろうか。

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