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「それってもしかして、時空間何とかっていうのと関係ある?」

「わっ、氷月さん!それは国家機密なんです。外ではあまり口になさらないようお願いします」

「そうなのか、ごめん。でも、聞いても誰も信じないんじゃない?」

慌てて止めた神無は、そう言われてしばらく考え込んだ。

「……まあ、そうかもしれませんが。でも機密というものは伏せている事が大切なんです。何処で誰が聞いているか分かりませんし」

「分かったよ。口にしなければ良いんだろ?」

すると、感心したような瞳が向けられた。

「氷月さんは、本当に理解が早いですね」

「そうでもないと思うけど」

「そんな事ありません。まだこちらに来て少ししか経っていないのに、すっかり馴染んでいらっしゃいますよ」

神無はそこで言葉を切り、低い声で続けた。

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