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「今朝も四人の方がお亡くなりになったようですね。痛ましい事件です」

「……どうしてそれを知っている?もうニュースに流れていたのか」

「いいえ、まだですけど。でも気配で分かります。大地さんの」

翼の瞳が探るように見据えて来る。

「人には纏っている気がありますから。そして、それは環境によって刻一刻と変化します。貴方が此処に入って来た時、すぐに分かりました。誰かの死に触れて来たんだな、と」

「まさか、また何か取り憑いているとか言わないだろうな」

「大丈夫ですよ、今日は。気になるのなら後でお祓いをしましょうか?」

「遠慮する」

いつもの事ではあるが、全くもって話に着いて行けない。

どういう縁か知り合いになってしまった我が身を嘆きたい。

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