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「そんな事は無いだろう。貴女は自分に出来る事を精一杯やっている。それ位、誰だって分かる」

こんな言葉は気休めに過ぎないかもしれない。

それでも何とかして元気付けたくて、大地は言葉を重ねた。

「誰だって、一人で出来る事には限界がある。そういう時、誰かと助け合ったり支え合ったりしながら皆生きているんだ。貴女は一人じゃないだろう?」

自分も側にいる一人だ。

助けたい、支えたいと願う一人だ。

出来る事は少ないかもしれないけれど、そうして願っているという気持ちだけでも力になれたらいい。

その思いが通じたのか、翼は柔らかく微笑んだ。

「はい。有り難うございます」

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