07


「そうなのか。何となくだが」

大地はしばらく言葉を探してから続けた。

「張り詰めた感じだったな」

「……そうですね」

翼は軽く息をついて微笑む。

「けれど、大丈夫でしょう。あの方は一人ではありませんから。どんな事があっても、きっと乗り越えて行ける」

そう言った翼の視線が大地に向けられる。

「それで、私に何か御用なのですよね」

「ああ、それは……」

一緒にいれば、彼女が欲しい物が分かるかもしれない。

決して、一緒に過ごす口実ではなくて。

- 155 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet2