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誰かと深く交われば、それだけ別れは寂しくて。

どんなに泣いても悲しんでも、いずれ別れはやって来る。

だからこそ、無意識に距離を置いていた。

それに、人は恐れるだろう。

何十年経っても姿を変えない自分を。

けれど彼はそれを知っても何も言わず、何も訊かず。

ただ、側にいてくれた。

共にいてくれた。

それが嬉しくて、嬉しくて。

いつか訪れる哀しみの時なんて、考えられない位に。

幸せだった。

古より生きて来た中で、最も幸福な一時だった。

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