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徹夜をして何とか報告書を書き上げた大地は、背もたれに体を預けて疲れた頭を振った。
国語の授業は好きだったし、文章を書くのも嫌いではないのだが。
最近はこうして苦労して書類を作る時が増えている。
眠気覚ましにすっかり冷めたコーヒーを啜っていると、後ろから声を掛けられた。
「おはようございます、間無さん。大分お疲れみたいですね」
近付いて来た守は、煎餅の袋を大地のデスクの上に置いた。
「これ、僕から天承さんに。いつでも良いので渡してもらえませんか」
「ああ、分かった。渡しておく」
預かった袋を取り敢えず自分の鞄に収めると、昨夜矢島から新たに渡された分もある為、鞄は一杯になってしまった。
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Reservoir Amulet2