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突っ込みたい所は沢山あったが、大地はひとまず置いておいて携帯を取り出した当初の理由を優先させる事にした。

「それなら、呪いのメールというのをご存知か?」

「呪いのメール?何ですか、それ」

怪訝そうに尋ねられ、今朝届いたメールを翼に見せる。

「俺はよく知らないが、最近流行っているらしい。繁森の話では最近事故死した人の携帯にこれと同じ物が残っていたそうだ」

「成程。それが偶然大地さんの所にも届いたのですね。心配なら、特製の交通安全の御守りを差し上げましょうか?」

「遠慮する」

すると翼が悪戯っぽく笑って大地を見上げて来た。

「どうやら大地さんは、このメールを信じておられないようですね?」

「当然だろう。俺の目にはどう見てもただの悪戯にしか映らない。だが、専門家の目から見たらどうなのか、ご意見を拝聴したくてな」

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