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「…………」

呪いのメールについて訊こうと思ったのに、いざとなると馬鹿らしくて口に出来ない。

何と切り出せば良いのか考えあぐねている大地を見て、翼は納得したように先に言った。

「あっ、メアドを交換するんですね?確かにその方が連絡も取れますし、便利ですよね」

翼が当然のように千早の袂から携帯電話を出すと、沈黙が流れた。

「……持っていたのか、携帯」

「勿論ですよ。これはプライベート用ですけど、他にビジネス用にもう一台持っています」

「ビジネス?」

てきぱきと交換したアドレスを登録しながら、翼は笑顔で頷く。

「ええ。後でそちらにも大地さんのメアドを入れておいて良いですか?」

「そうすると、どうなるんだ」

「週に一度、メルマガが届きますよ。天照神社のイベント情報とか占い等を書いているんですけど、購読者様の数が有り難い事にどんどん増えていて」

この巫女は意外と強かに生きているらしい。

「次の配信は来週になりますけど、楽しみにしていて下さいね」

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