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「ええ、分かりました」
少し疑問には思ったものの、迷わずに頷く。
「何処に行けば良いでしょうか」
『今、駅前の喫茶店にいるんだが。迎えに行った方が良いなら……』
「いいえ、大丈夫です。すぐに参りますから」
『すまない、助かる』
電話越しに大地に頭を下げて携帯を仕舞い、支度をする為に駆け出す。
何か自分に出来る事があるなら、いつだって努力は惜しまない。
人にもそうでないもの達にも、いつも助けられながら生きているから。
少しずつでも返して行きたい。
その為に、自分はきっと此処にいるのだから。
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Reservoir Amulet2