06
二人でビニールシートを眺めた後、大地は目を細めて口を開いた。
「しかし死体の大部分は未だ発見されていません。僅かに残っていた部分から、死体は刃物によって切断されたのではなく、まるで獣に食い千切られたようだと聞きました。熊やライオンがいるんじゃないかと言っている捜査員もいます」
「この街中でそんなもんがうろついていたら目撃者が出るだろう。動物園から脱走したって話も聞かないぞ」
「それはそうですが、人がやったと言うより納得出来る気もしませんか」
矢島はしばらく黙り込んでから、大地の顔を探るように見た。
「間無。ちょいと頼まれて欲しいんだがな」
「何でしょうか」
「ここは一つ、彼女に協力を依頼したらどうかと思ってな。勿論、非公式にだが」
「……彼女、ですか」
何となく予想はしていたが、賛成しかねて額に手を当てる。
「警部、お気持ちは分かりますが。しかし彼女は警部の娘さんと同じ位の年齢の女性で、その上一般人ですよ。あまり巻き込むのはどうかと……」
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Reservoir Amulet2