02
警察署の刑事部屋は、絶えず人が慌ただしく動き回る戦場でもある。
誰もが事件解決の為に忙しく働いているのだ。
そんな中、妙に静かな一角があった。
大地は報告書を書いていた手を止め、電話を受けている矢島の方を神妙な顔で眺めている。
その隣では先程凄まじい勢いでこの部屋に飛び込んで来た守が、力尽きたようにデスクに突っ伏していた。
やがて電話を切った矢島に、大地が素早く尋ねる。
「もしかして、またですか?警部」
「ああ、そうだ。これで五人目だな」
難しい顔で返された答えを聞いて、大地は守の体を揺すった。
「ほら、起きろ!また出たぞ」
「う、うーん……。宇宙人でも出たなら起こして下さい……」
- 98 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2