03
外に出ると、冷たい空気が肌を刺した。
寒いけれど、冬の朝は嫌いではない。
特に、こんな風に良く晴れた朝は。
間無【かんむ】大地【だいち】は朝日の中、自分の住むアパートのすぐ裏手にある小さな神社へと向かった。
天照【てんしょう】神社、それがこじんまりとした神社の名だ。
そして、小さくてもただならぬ清浄な空気を漂わせる場所でもある。
いや、場所ではなく、そこにいる人が特別なのかもしれないが。
「あ、大地さん。おはようございます」
大地が赤い鳥居をくぐると、竹ぼうきで掃除をしていた巫女が丁寧に挨拶をした。
赤い袴に白い千早、長い黒髪を後ろで束ねた姿は、やはり冬の澄んだ光によく似合う。
神々しさが、いつも以上に感じられるようで。
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Reservoir Amulet2