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大地は僅かに目を細めて挨拶を返した。

「おはようございます、翼【つばさ】さん。今日も寒いな」

「ええ、本当に。でも私、冬は嫌いじゃないんです」

巫女、天承【てんしょう】翼は白い息を吐きながら言う。

「特に冬の晴れた空は。自分の気持ちまで洗われるみたいで」

「奇遇だな。俺も同じだ」

「本当ですか?嬉しいです」

眩しい笑顔から目を逸らし、大地は呟いた。

「……貴女は元から綺麗だと思うが」

すると聞き取れなかったらしい翼が顔を覗き込んで来る。

「何か仰いました?」

「い、いや……何でも」

急に近付いた距離に慌てて首を振ると、巫女は不思議そうにしながらも身を引いて話題を変えた。

「そういえば、私に何か御用があったんですか?」

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