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硬直した大地に、由貴が明るく言った。
「そうそう!しかも、俺と同じ主人公!」
「ええ!?そうだったのか?」
驚いている大地の手を、敦ががしっと握る。
「ああっ、何だか凄く親近感覚えます!付いて行けないの俺だけじゃなかったんですね!いきなり自分が携帯小説に出てるなんて言われたら、びっくりしますよね!」
「大丈夫だって!何でも受け入れちゃうのが主人公なんだし」
何でも無い事のようにさらりと言って、由貴が唐突に提案する。
「そーだ!折角だから大地さん!一緒に決めポーズしましょうよ!」
「決めポーズ?」
「そうです!俺、この前ある人達と一緒に考えたんですよ!大地さん、こうしながら『愛と勇気と平和と正義と希望の名の下に』って言って下さい!」
「こ、こうか?」
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Reservoir Amulet2