05


きっと、大丈夫だ。

今までのように、きっとこれからも。

「早く帰ろうぜ、敦!夕飯夕飯!吉兆吉相吉祥ー!」

元気に駆け出す親友の後を追い、笑みを洩らす。

これからも、少しずつ変わりながら。

それでもこうして一緒にいるのだろう。

いつだって真っ直ぐな友の後を追い掛けて。

小さな謎に満ちた世界で、退屈なんて知らないで。

振り向かず走り続ける君と、一緒にいるのだろう。

多分幼い頃のまま、全てを分け合える訳ではなくて。

語らないものも知らないものも、あるのかもしれないけれど。

それでも当然のように一緒にいるのだろう。

その中で、少しでも君の力になれるかもしれないから。

追い掛けるのだろう。

振り向く事を知らない君を。





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