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一体、何を言いたいのだろう。

真意を読み取れなくて、横顔を見詰める。

「ねえ、結芽ちゃん。どんな悲劇も悲恋も、人は覆す力を持つんだよ。夢と幻想の物語は、いつだってそれを伝えてる」

「でも……それは、ファンタジーですよね?」

結芽は目を伏せて続けた。

「ファンタジーは、現実とは違いますよ」

大人になって、働くようになって。

物語のようには行かない現実を知ってしまった。

それは世知辛くて、時に残酷なものだ。

「そうだね。ファンタジーだ。だけどどんなファンタジーも、語り続けるなら力を持つ。古の月の姫の物語を、今も尚人が知っているように」

ソムニウムの口調は静かで穏やかで。

けれど熱い熱い力を秘めているようだった。

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Reservoir Amulet2