Note
緑谷くん妹と元カレ爆豪くん
05/12(Fri)

タイトルは「叶わぬ願いの祈り
顔しか取り柄のない緑谷くんの妹と元カレ爆豪くんの話。
※物語上に緑谷くんとお茶子ちゃんの両片想い描写があります。物語の進行過程でくっつく表現がある場合もあります。
主人公
デフォルト名は緑谷
名前の由来は母の
個性はなし。兄同様無個性です。
緑谷くんの一つ下の妹。中学三年生。
兄がお腹の中に置いて行った自己愛を丸っともらい、代わりに善性を吸われたのではといった感じの子。
爆豪くん曰く「面にステ極振りした他がゴミカスみてェな奴」
性格が終わってる。物凄く性格が悪い。兄をバカにしつつ、母を冷めた目で見ている。
爆豪くん
主人公とも幼馴染。無個性だけど小さい頃から祈李をずっと見てきたせいで、女の美醜にものすごく厳しくなってしまった。
中学時代、取り巻きたちと異性の話になり、見栄を張ってしまい急遽彼女が必要になる。けれど適当に作ろうにも理想が高すぎるあまり、仕方なしに祈李と付き合うことに。お互い恋愛感情はなかったが、異性への興味と見栄で付き合っていた。爆豪の雄英合格後に別れている。
現状家族を含めた中で一番祈李を理解している。祈李が本当はクソブラコン女っていうのももちろんしっている。
追記にてサンプル
「祈李、俺と付き合え」
「……なんかの罰ゲーム?」
「ちげぇ……彼女がいるンだよ」
「何? まぁた見栄張ったの?」
「見栄じゃねェわ!」
「いや見栄でしょ。てかなんで私? 勝己の大っ嫌いなデクの妹だけど?」
「…………おめぇの……」
「なに?」
「おめぇの面以上の女がいねぇんだわ!!」
「そんな女この世に存在するわけないじゃん。いもしない奴探すとかバカなの?」
「誰がバカだ!! おめぇの100倍頭いいわ!」
「ムッ……何よ、雄英A判定受けたくらいで……」
「十分すげぇだろうが。ヒーロー科だぞ。未来の高額納税者様だわ。ま? おまえはバカ高くらいしか行けねぇだろうけど?」
「……フンッ、別にぃ? 私は? 顔で十分稼げるので? 誰かさんも私の顔だけは認めざる得ないもんねぇ??」
「……ちっ、んでどーすんだよ、付き合うんか、付き合わんのか。はっきりしろや」
「それって拒否権は?」
「ねえ」
「聞く意味ないじゃん……んー。ま、いーよ。私も異性に興味あるし。色々知りたいお年頃だし?」
「おめぇはクソデク発狂させてぇだけだろ」
「バレた? いーじゃん。勝己と付き合ったって知ったあいつが、どんな顔するか……今から楽しみじゃん?」
「ハッ……悪い妹だなァ」
「オニーチャンいじめてる勝己に言われたくないかなぁ」
「なんでっ、なんでそういうこと言うん! デクくんがどんな思いであなたのこと心配して、どんな思いで伝えてるのかっ! ちょっとは考えたらどうなん!」
「そんなの頼んでない! そこのクソナードが勝手にやってることでしょ! ほっといてよ!」
「ほっとけるわけないやろ!! たった一人の妹なんやから!!」
「うっさい! 部外者が黙ってろこの丸顔女が!!」
「まるっ……そりゃあなたと比べたら丸いし可愛くないかもしらんけどぉお!!」
「麗日さんは可愛いよ! 祈李もお願いだから失礼なこと言わないで……! というか取っ組み合いはやめよう!? 危ないよ……!」
「っ! うっさいうっさい!! ああもうっ!! クソがっ!」
「うあっ!」
「麗日さんっ! 大丈夫!? あっ、祈李……! どこ行くの!!」
「うっさいクソナードが!!」
「……ひでぇ面。おまえ顔だけが取り柄なんだからその面なんとかしろや」
「うっさい。この顔でも私が世界一可愛い」
「自己肯定感だけはクソだなマジで。で、何があったんだよ。おめぇの面にひっかき傷つけれる奴なんていたかぁ?」
「麗日とかいう奴にやられた」
「麗日ぁ? ……デク絡みか。マジのキャットファイトじゃねーか、笑うわ」
「あいつの顔の方がひどいよ。思いっ切り殴ってやった」
「殴って返って来たんが引っかき傷たぁお優しいことで。さぞかし、あいつの顔丸くなってんだろうな」
「餅みたいにね」
「違いねぇ」
「なんで勝己、私を置いて変わっちゃったの……?」
「てめーの弱さを受け入れた。それだけだ」
「勝己ならわかってくれると思ってた。勝己だけは変わらないでいてくれると思ってた……全部私の勘違いじゃん……もうやだ……」
「祈李」
「裏切者っ! 勝己なんか大っ嫌いっ」
「……平気じゃねぇな」
「なんで助けたの……なんで来たの……私もう勝己の彼女でも、なんでもないのに」
「……それでも、おまえのこと一番理解してんのは俺だ。おまえが考えてることくらいわかるに決まってんだろ」
「ほっとけばいいじゃん! 別に死ぬわけじゃないだし、知らない振りしても問題ないでしょ! 未来のヒーローの名に傷はつかない!」
「……ほっとけねぇんだよ。おまえは弱かったままの俺だ。それに……好きな女でもある」
「寝言は寝て死ね。顔しか取り柄ないって散々言ってるくせに何言ってんの。そんな見え透いた嘘には騙されない」
「嘘じゃねぇ。何度もあり得ねぇって否定した。でも無理だった。おまえがまたバカなことしてねぇか気が気じゃねぇし、おまえが他の男のもんになると思うと苛ついてしょうがねぇ。なぁ、これがそうじゃないならなんなんだ」
「……小さい頃から一緒にいるから、兄みたいな気持ちなんじゃない?」
「それこそあり得ねぇってのはおまえが一番よくわかってんだろ。兄妹で
「……あーもう……ほんと、勝己だけは……私をよく
「俺を惚れさせた責任取れや。その代わり、俺がおまえを世界一幸せな女にしてやる」
「……拒否権は?」
「ねえ」
「またそれ? …………あーもう、しょうがないな。……死んだら許さないから。世界一幸せで、世界一お金持ちのお嫁さんにしてね」
「ハッ、よゆーだわ!」
「ちょっとあんたたち!! さっきから聞いてれば好き勝手言って!!」
「な、なんだよ……」
「祈李ちゃん……!?」
「な、なんで……祈李が……」
「あのねぇ! 言わせてもらうけど! なんっっっで! 私のお兄ちゃんが顔もよく知らない人々のために命張んないといけないわけ!!? ヒーロー志望だから!? 特別な力を持ってるから!? そんなの知らない!! あの人は私のお兄ちゃんなのよ!! 私のお兄ちゃんが
「こ、このっ……!」
「っ……ぁ、」
「――やめてください、僕の妹です。妹の暴言は謝ります……ごめんなさい。でも、暴力は見過ごせません。僕はこの子の……お兄ちゃんなんです」
「お、にいちゃ……」
「祈李……」
「わたし、私、だから言ったのよ。ヒーローなんかなれるわけないって、ならなくていいって……顔もよく知らない誰かのためにボロボロにならないで……あんたは私のお兄ちゃんでしょ……私だけのお兄ちゃんでいればいいんだわ……!!」
「……ごめん、ごめん祈李……そんな風に思っていたなんて知らなくて……でも、僕は救けたいんだ。困っている人に手を伸ばせる人で在りたい……ヒーローになりたいんだ」
「そんなの知らない! いいじゃない! 私だけの
「祈李……ごめんね。それでも僕は……止まれないんだ。止まりたくないんだ。でもきっと約束するよ、僕は死んだりしない。笑って祈李のところに帰ってくる。だから少しだけ待ってて。全部取り戻して、全部救けて、全部勝って、みんなの笑顔を取り戻すから」
「……やっぱり……お兄ちゃんなんて嫌いだわ……」
「うん、ごめん……僕は悪いお兄ちゃんだ……」
『デクといえば、妹さんととても仲がいい事で知られてますよね? 妹さんと公表されるまでは、熱愛報道されていたとか』
「あ、あはは。そうですね」
『これだけ可愛い妹さんがいるとやはり恋人の理想は高くなりますか?』
「い、いえそんなことは……! あ、でも……妹は、自分とキャットファイト? できる人じゃないとダメだって言ってます……」
『それは……大変そうですね。妹さんもこんなに素敵なお兄さんがいるんでしたら、恋人選びに苦労しそうですね』
「あ、いえ! 妹にはもうずいぶん前から付き合ってる人がいますし、小さい頃からの付き合いなので何の心配もしてません。幸せにしてくれると思います」
「おいいずくうううう!! おまえゲロったな!? トレンド「デクの妹」「大・爆・殺・神ダイナマイト」「デク公認」だなんだうっせぇんだわ!!」
『ええええごめんんんんっ!! そんなつもりなかったんだけど、なんでバレて……』
「おめーと俺が幼馴染なのはとっくに周知の事実だボケ! あいつもおまえの妹なんだから割れるに決まってんだろうが!」
『ほんとごめんんん』
「で、おまえは急に自撮りしだしたと思ったら妙に大人しいな? なにして……」
「自称ダイナマイトの女どもに凸られたから、格の違いを思い知らせてやった。「悔しかったら私より綺麗に生まれ直せ」って。あ、お兄ちゃんからリプ来た。すごい怒ってる」
「……おめぇはマジで性格悪いよな」
「でもそんな私が好きなんでしょ〜」
「困ったことにな」
「ウケる、勝己も「こいつは面にステ極振りしたヤツ」とか油じゃん? ほら、お兄ちゃん怒ってる。わ。メガネニウムもきた」
「ほんとのことだろ。俺の嫁は面だけはいいもんなァ」
「まだ嫁じゃないし」
「いいんだよ。その内なるんだからよ」
「そーなんだ」
「おう。だから幸せにされ殺される覚悟決めとけや。祈李チャン?」
「しょーがないから幸せにされてあげる。勝己クン」
性格が悪いなんてものじゃない女の子がお兄ちゃんやその周辺とぶつかりつつ、ちょっとだけ素直になる話。
一度付き合って別れて、そこから始まる酷く緩やかな恋。爆豪くんが苦労しつつ、それでもあきらめきれないことが答えと知る話。
mae top tugi